SUMMERY

目をつぶらない

滑らかに生きたい。明晰に生きたい。方途を探っています。

Prime会員をやめます/自己愛の強い人

 

 標題の通りamazonのプライム会員をやめることになった。長らく学生でい続けているので、ずっと学生料金だったが、ついにStudentの会員年限に達してしまったので、これを機会にやめることにした。正規会員料金が確か毎月500円で、まあ、それほどの価値はないかなと思ったのが理由である。私にとってのPrime特典の価値は以下のとおり。

・新刊本送料無料:私は新刊本をほとんど買わないので使わなかった

・Prime Video:一時期は結構使ったが、めぼしいものを見終えてしまったので使わなくなった。一時期は無料映画以外もよく見ていたが、近くのGEOで100円の旧作も400円だったりするので、割高に感じていた。正直近くにTSUTAYAやGEOがあって、定期的に行くことを厭わないのなら、そっちの方がPrimeよりずっと安くつくと思う。

・Prime Music:地味に一番使った、が、ないならないなりになんとかなると思う。

 正直、Prime Videoの無料Videoに満足できるかどうかが分かれ目だと思う。私はもう、月に二本以上無料映画をPrimeを介してみることはないだろうと思われたので、やめるに至った。

 ということで今日は代替案にこれからなるGEOに行きカードを作った。そういえば18を超えてからこの方、ビデオ屋のアダルトコーナーに入ったことがなかったので入った。ほとんど「新作」というラベルが貼られていて、そういうマーケティングなのかもしれないが、そうでなく本当にあれだけの作品が新作で作り続けられているのだとしたら、それは大したことである。このご時世、女性向けのビデオもゲイ・レズビアン向けビデオも皆無なのが印象的だった。順当にエヴァ(旧劇)とまどマギの劇場版(叛逆)を借りた。どっちもprime videoでは300円以上だったか見られなかったかそんな感じだったと思う。

 

 職場に入ってきた3歳くらい年下の新入社員、受け持ちは英語。ピカピカの時計をして、スーツもオーダーのようなぴったりさ。しかし、自分がいかに、世間とずれた環境で育ってきたかということを強調するありように、鼻白んだ。それはあなたの言葉ですか?と聴きたくなる。京都大の学生のごく一部が、自分たちのことを「変人」とアピールするような、そんな感じ。しかし至極当たり前のことながら、自己の「変」さをアピールすることそれ自体は、別に変ではない。特別な存在で居たい、というあまりにも普通の欲望で、まあ病的なほど自分が変であることを強調するのなら、確かにそれはかなり変、というかやばいのだが、そうでなければまあ、話す人自身の凡庸さの証明。私も小学生の時だか中学生の時だか、一時期自分がいかに変かをそれほどあからさまにではないが、周囲に喧伝しようとした時期はあった。大抵の、ちょっと自分に自信のない人は身に覚えがあるのではないか。ただそれを会社で表にだすというのは、当然気づいているべきことをその時まで気づいてこなかったということで、幼い感じはいなめない。幼いというより、そういうことが許されてきた同質的な集団にずっといたのだろうし、そうした馴れ合いの、湿った若い体臭が立ち込めていそうな微温的共同体、そんなに羨ましくはない。