SUMMERY

目をつぶらない

滑らかに生きたい。明晰に生きたい。方途を探っています。

読書(その他)

橋本治の死去に驚く:「ずっと若い人」の死

橋本治が死んだ タイトルどおり、作家・橋本治さんのご逝去に驚いた。 作家の橋本治さん死去 70歳 | 2019/1/29(火) 18:13 - Yahoo!ニュース 橋本治については以前別のブログに書いた。そこから少し長めに引用しておきたい。 引用元記事 queerweather.hatenab…

5文型に変わる提案が新鮮 安藤貞雄『英語の文型:文型がわかれば英語がわかる』(開拓社、2008年)

何を学ぶに際しても、学び始めは特に楽しいものではないだろうか。昨日に続け、今日もまた、英文法に関する本を読んだ。 昨日読んだ中川右也『教室英文法の謎を解く』(開拓社)という本の参考文献欄に載っていた本である。同書については以下の記事にまとめ…

疑問がするすると解消していく 中川右也『教室英文法の謎を探る』(開拓社、2010年)

うわ、読めない… 久々に英語を読もうとしたら、全く読めなくなっていた。「あーあ」と思った。 こういうときいつもなら、英語の本とその翻訳とを並べ、何日か取り組むことで英語力を取り戻していくのだが、今回もそうしようとして、どうもそのやり方に倦んで…

森岡正博『無痛文明論』を読んで考えたこと2(感想)

前回の続き summery.hatenablog.com 感想 以下は、『無痛文明論』で得たヒントを元に自由に考えたものである。 「生きる意味」を考える時に、私は真っ先に「意味は無い」で終わらせてきたのだが、『無痛文明論』を読む中で、「意味は無い」はむしろ、だから…

森岡正博『無痛文明論』を読んで考えたこと

知人の何人かが言及していたので、少し読んでみた。まだ100頁ほどのところなのだが、ここまででエッセンスとなる部分は大方提示された様に思われる。ここまでの感想を述べておきたい。 森岡氏は人間に本来的に備わっている身体の欲望に駆動された無痛文明が…