SUMMERY

目をつぶらない

滑らかに生きたい。明晰に生きたい。方途を探っています。

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

いずれ好きなことでしか生きられなくなる?:雑記

今日職場が手配してくれた外部研修に行ってきた。色々な事情からその内容には立ち入らないが、他の業種の人たちと話す中で、改めて「一生懸命やったことは無駄にはならない」という言説について考えた。 小学校の頃の先生は、こうした言葉そのままではないが…

既に持っているものの中にある、乗り越えることの契機:『千と千尋の神隠し』

昨日書いた以下の記事の続き。『千と千尋』の作品評でなく、それを観た自分の経験について書いています。 summery.hatenablog.com 上の記事にあるように、10歳の頃の私は、スクリーンの前で、連なるイメージや展開など、ほぼ全てのことに驚愕したのだった。…

『千と千尋の神隠し』を観た10歳の頃のこと

先日テレビで『千と千尋の神隠し』が割と遅い時間帯にやっていて、後半の一部を観た。観ていると、この映画を初めて観た時のことを幾重にも思い出した。私にとって同作は、距離をとって冷静に・客観的に語ることが難しい作品である。それを鑑賞することは、…

『闇ミル闇子ちゃん』・アイデンティティ・大学院

『闇ミル闇子ちゃん』(2014)の単行本を明け方ふと読み直した。本棚にひっそりとしまわれているのに気づいてしまったから。 勉強では順位が決まるから一番になれないけど、自分のでっち上げた芸術の«城»に閉じこもってればいつだってオンリーワンだものね! …

私にとっての「広島への最初の旅」

毎年この時期になると、高校時代の社会科ゼミナールで、8月6日〜9日まで広島に研修旅行に行ったことが思い出される。高校2年生の時だった。旅程は平和運動を行う高校生団体との交流や、町歩きフィールドワーク、公益財団法人放射線影響研究所・広島市立大学…

さても哀しき教育の欲望

長い期間本気で求め、行動を積み重ねていると大体のものは手に入るような気がする。そもそも、長く本気で求め続けられるものというのは、手に入りうるものだから。最初は全く手に届かないところにあるかもしれないが、行動を起こすと少し近くなる、その時点…