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目をつぶらない

文学を専門とする大学院生の日記です

缶詰になってみんなで清書

 論文提出期間です。

 後輩の論文の製本作業を手伝うD2の先輩を見ながらお茶を飲んでいて、ふと、50代前半のゼミの先生(日本史)に、修士論文執筆時の経験を聞いたのを思い出しました。

 

 当時もうワープロとかもそれなりに広まっていたけれど、先生の研究室は手書き提出が基本。提出直前、先輩の論文の清書を、後輩が手伝うのは恒例行事。先生も当時はバイト代を払って後輩たちに来てもらい、みんなして缶詰で清書を行ったとのこと。

 

 喫茶店で一人悶々としながら書き直しに明け暮れる私(たち)とは大違いだな、と思いました。今論文書くなんて、完全に個人作業でしょう。もちろん、積極的に先輩に送って感想をもらう人もいるけれど、私はかつかつだったのでしませんでした。したほうがよかったよね。

 

 毎日喫茶店、図書館、自習室を気分とともにぐるぐる回って、パソコンとにらめっこして、肩こり腰痛抱えて家に帰って爆睡、みたいな、大変安定感はあるが、なんとなくさえない日々を過ごしていました。半年。でも、もうそれも終わりか。寂しいですね。残念ながら「青春の墓標」を打ち立てるという高邁な精神を根底のところですら持たないまま、ある意味で無難に終わりそうです。

 

 明日提出します。さらば。